本記事に記載の内容は、
「AD同期 - Azure AD Connect Cloud Sync 構成方法①」に関する内容となっています。
目次
Azure AD Connect クラウド同期 とは?
どういったものなのか。前提条件は? Azure AD Connect サーバーを無くせる!?と疑問に思う方が多くいらっしゃると思います。
以下記事に前提条件や、Azure AD Connect サーバーとの違いをまとめているので、 そもそも Azure AD Connect の進化版って考えてよいのか Active Directoryで管理しているユーザーやグループをAzure ADに同期し、ハイブリッドID環境を実現するAzu ... 続きを見る
ご確認頂ければ疑問を解決していただけると思います。
AD同期 - Azure AD Connect Cloud Sync とは?
本章以降の内容は、前提条件をクリアした状態で進めてください。
Azure AD Connect クラウド同期 インストール方法
本章では、Azure AD Connect クラウド同期 の インストール方法を記載しています。
- 管理者権限を持つアカウントで、Azure Active Directory 管理センターに接続します。
- Azure Active Directory 管理センターの画面 左側に表示されている、
[Azure Active Directory]をクリックします。 - 自身が保有しているテナントの詳細情報が表示されるので、
画面左側に表示されている[Azure AD Connect]をクリックします。 - Azure AD Connect の詳細画面が表示されるので、
画面中央に表示されている[Azure AD クラウド同期を管理する]をクリックします。 - [Azure AD Connect クラウド同期] 画面が表示されるので、
[エージェントのダウンロード]をクリックします。 - 画面右側にAzure AD のプロビジョニング エージェントのダウンロード画面が表示されるので
[サービス利用規約]を確認の上、問題が無ければ[使用条件に同意してダウンロード]をクリックします。 - ダウンロードが完了後、利用している端末のダウンロードフォルダを開いて、
[AADConnectProvisioningAgentSetup.exe]が存在していることを確認します。
問題無く存在している場合は、ダブルクリックして、インストールを進めます。 - Microsoft Azure AD Connect Provisioning Agent Package が立ち上がるので、
[I agree to the license terms and conditions.]にチェックを入れて、
[Install]をクリックします。 - [Welcome to Azure AD Connect Provisioning agent Configuration Wizard]が立ち上がるので
[Next]をクリックします。 - Microsoft 365アカウントでのサインインを求める画面が表示されるので、
管理者権限を持つアカウント情報を入力し、サインインを完了します。 - [Configure Service Account]画面が表示されたら、
Azure AD Connect クラウド同期をセットアップしたい、
オンプレミス Active Directoryの管理者権限を持つアカウント情報を入力します。
※gMSAは、セットアップする環境に合わせて変更してください。 - [Connect Active Directory]にて、以下項目を設定し[NEXT]をクリックします。
- DOMAIN:同期したいActive Directory ドメインを指定します。
複数存在する場合は、本手順にて追加してください。 - CONFIGURED DOMAOMS:上記DOMAINで指定したドメインが追加表示されていることを確認します。
- DOMAIN:同期したいActive Directory ドメインを指定します。
- [Agent configuration]にて、上記までで設定した項目が一覧表示されるので
内容に問題が無いことを確認し、[Confirm]をクリックします。 - [Agent Configuration]が表示されたら、[Exit]をクリックします。
- [Microsoft Azure AD Connect Provisioning Agent Package]が表示され、
[Success!] と表示されていれば完了です。
[Close]をクリックしてインストール作業を完了します。
管理センターから エージェントが稼働していることを確認する
- 管理者権限を持つアカウントで、Azure Active Directory 管理センターに接続します。
- Azure Active Directory 管理センターの画面 左側に表示されている、
[Azure Active Directory]をクリックします。 - 自身が保有しているテナントの詳細情報が表示されるので、
画面左側に表示されている[Azure AD Connect]をクリックします。 - Azure AD Connect の詳細画面が表示されるので、
画面中央に表示されている[Azure AD クラウド同期を管理する]をクリックします。 - [Azure AD Connect クラウド同期] 画面が表示されるので、
[すべてのエージェントの確認]をクリックします。 - エージェントをインストールした、コンピュータ名とIPが表示されます。
状態が[アクティブ]になっていれば完了です。
Windows Server 上で エージェントが稼働していることを確認する
- [サービス]を開き、以下サービスが実行中になっていることを確認して完了です。
- Microsoft Azure AD Connect Agent Updater
- Microsoft Azure AD Connect Provisioning Agent
さいごに・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます。
本記事は、インストール方法をまとめていますが
実際に同期を行うためには、同期設定を行う必要があります。
同期設定は 以下記事になっています。ぜひ続けて ご確認ください。 本記事に記載の内容は、「AD同期 - Azure AD Connect Cloud Sync 構成方法②」に関する内容となっています。 Azure AD Connect クラウド同期 - とは ... 続きを見る 本記事に記載の内容は、「AD同期 - Azure AD Connect Cloud Sync 構成方法③-1」に関する内容となっています。 Azure AD Connect クラウド同期 - ... 続きを見る
■同期設定を進める
AD同期 - Azure AD Connect Cloud Sync 構成方法②
■シームレスSSOの構成
AD同期 - Azure AD Connect Cloud Sync SSO構成方法③-1