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SharePoint - Migration Tool を使ってデータを移行する③

2021年11月5日

ファイルサーバー上のファイルをクラウドに移行する手順になります。
移行先としては、Share Point / Teams / OneDrive としています。

移行先クラウドサーバーとして
SharePoint Online や Teams / OneDrive を移行先として検討している場合はぜひ参考にしてください。

自分
パート①には、前提条件を
パート②にはMigration Tool のダウンロードからインストールまでを
記載しているので一読頂いたうえで本章を進めてください。

Migration Tool (移行ツール) - ファイル移行の実施手順

パート①から始まり、いよいよ移行実施となります。
ぜひご参考頂き、移行を試験的に実施してみてくださいね。

  1. SharePoint 管理センターを開き、画面右側に存在している[移行]をクリックします。
    [移行]をクリック

  2. [ファイル共有の移行]画面が開いたことを確認し、[移行]タブをクリックします。
    その後、[+タスクの追加]をクリックします。
      [ファイル共有の移行]画面が開いたことを確認し、[移行]タブをクリックします。 その後、[+タスクの追加]をクリック

  3. 画面右側に[タスクの追加]画面が表示されるので、
    ファイルを移行する方法を選択します。
    本手順では、[単一の移行元と移行先]を選択して[次へ]をクリックします。
    [単一の移行元と移行先]を選択して[次へ]をクリック

  4. ソース画面にて[移行するコンテンツが含まれているファイル共有を入力してください]欄が
    表示されるので、ネットワークパスを入力し[次へ]をクリックします。
    [移行するコンテンツが含まれているファイル共有を入力してください]欄が 表示されるので、ネットワークパスを入力し[次へ]

  5. [移行先を選択]画面にて、ファイルの移行先を選択することが可能です。
    移行先として、 OneDrive / SharePoint / Teams が選択可能ですが
    本手順では、SharePoint を選択して[次へ]をクリックします。
    移行先として、 OneDrive / SharePoint / Teams が選択可能ですが 本手順では、SharePoint を選択して[次へ]をクリック

  6. [SharePoint サイトの移行先を選択]画面にて、以下項目があるので設定します。
    • コンテンツを移行する SharePoint サイトの入力:
      SharePoint サイトのURLを入力します。
    • コンテンツをコピーする場所を選択してください:
      ドロップダウンリストで候補が表示されるので適切なものを選択します。
      [SharePoint サイトの移行先を選択]画面にて、以下項目があるので設定
  7. 適切な情報を入力出来たら、[次へ]をクリックします。
    適切な情報を入力出来たら、[次へ]をクリック

  8. [設定]画面が表示されるので、以下項目を設定します。
    以下設定を行ったうえで、[実行]をクリックします。
    • タスク名:
      管理者が分かりやすい移行タスクの名称を入力します。

    • タスク スケジュール:
      移行タスクを実行するタイミングを指定することが可能です。
      ネットワーク的な問題が無い場合は、[今すぐ実行]を選択して問題ありません。

    • エージェント グループの割り当て:
      複数のエージェントを導入している場合は、適切なものを選択してください。

    • スキャンのみを実行する:
      移行は実施せずにスキャンのみ実行することが可能です。

    • 非表示のファイルを移行する:
      システムで非表示にしているファイルを移行します。

    • 次の日付移行に作成されたファイルを移行する:
      ファイル作成日付をベースに移行を制御できます。

    • 次の日付移行に変更されたファイルを移行する:
      ファイルの更新日付をベースに移行を制御できます。

    • 次の拡張子を持つファイルを移行しない:
      拡張子を指定することでデータベースのファイルなどを弾いてくことが可能です。

    • Azure Active Directory のルックアップ:
      Microsoft 365アカウントと自動マッチングすることが可能です。

    • ユーザー マッピング ファイル:
      ADとMicrosoft 365上のユーザーをマッピングするファイルをアップロードできます。

    • 失敗したタスクを自動的に4回まで再実行する:
      移行タスクが何らかを原因にエラーとなった場合、自動的に再実行します。
      [設定]画面が表示されるので、以下項目を設定します。 以下設定を行ったうえで、[実行]をクリック

  9. [ファイル共有の移行]画面の[移行]タブに、作成した移行タスクが表示されていることを確認します。
    [ファイル共有の移行]画面の[移行]タブに、作成した移行タスクが表示されていることを確認

  10. 移行タスクの状態が[完了]に変わったことを確認します。
    移行タスクの状態が[完了]に変わったことを確認

  11. SharePoint サイトのドキュメントライブラリにもファイルが移行されていることを確認して完了です。
    ※必要に応じて、アクセス権限も移行されているか確認してください。
    SharePoint サイトのドキュメントライブラリにもファイルが移行されていることを確認して完了

移行タスクがエラーとなる場合

エージェント ( Migration Tool ) をインストールしたWindows OS端末の以下状況を確認してください。

  • 前提条件をクリアしているか
  • 端末の電源が入っているか
  • 端末がネットワークに接続されているか
  • 端末から共有フォルダを参照することが可能か
  • 端末からSharePoint サイトへアクセスすることが可能か
  • 端末上でサービス[ SharePoint Migration Service ]が動作しているか

 

さいごに・・・

全③部構成と長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

一括移行を行う場合は、CSVの用意が必要になったりと一筋縄ではいかないこともありますが
移行先として問題ないか確認頂くための作業として、本手順で試行していただくのが良いと思います。

移行ツールであるMigration Tool を動かすために 前提条件や手順が多くありますが
1つずつステップを踏むようにクリアしていただき、構成してみてください。

 

各パートまとめ

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