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SharePoint - Migration Tool を使ってデータを移行する②

2021年11月2日

ファイルサーバー上のファイルをクラウドに移行する手順になります。
移行先としては、Share Point / Teams / OneDrive としています。

移行先クラウドサーバーとして
SharePoint Online や Teams / OneDrive を移行先として検討している場合はぜひ参考にしてください。

自分
パート①には、前提条件などを記載しているので一読頂いたうえで本章を進めてください。
本記事は全③部構成となっています。

 

Migration Tool (移行ツール) 実行前準備 - 共有ファイルサーバー 構成情報

Windows サーバー 構成情報

私が移行を試した共有ファイルサーバーの構成を以下に記載します。

  • Windows Server 2016 Standard 
  • Active Directory 参加
  • インターネット接続
  • 前提条件のクリア

共有フォルダ構成情報

  • 前提条件のクリア
  • 各フォルダにアクセス権限設定
  • フォルダ構成
    • 共有ディレクトリ [全ユーザ参照可能]
      • サポート部 [一部ユーザーのみ参照可能]
      • 営業部 [一部ユーザーのみ参照可能]
      • 開発部 [一部ユーザーのみ参照可能]
      • 総務部 [一部ユーザーのみ参照可能]
        フォルダ構成
        サポート部 [一部ユーザーのみ参照可能] 営業部 [一部ユーザーのみ参照可能] 開発部 [一部ユーザーのみ参照可能] 総務部 [一部ユーザーのみ参照可能]

Migration Tool (移行ツール) 実行前準備 - SharePoint サイト構成情報

SharePoint サイト構成情報

  • 前提条件のクリア
  • SharePoint Online ライセンスの取得
  • SharePoint サイトの構築
  • ドキュメントライブラリの設置
    • サポート / 営業 / 開発 / 総務 / 共有
      SharePoint Online サイト構成

Migration Tool (移行ツール) のダウンロード ~ インストール手順

移行ツールをインストールする仮想マシンやWindows OS端末にて実行する手順となります。

  1. SharePoint 管理センターに接続して、画面左側に存在している[移行]をクリックします。画面左側に存在している[移行]をクリック

  2. [移行]画面が開くので、[ファイル共有]欄にある[開始]をクリックします。
    [ファイル共有]欄にある[開始]をクリック

  3. [ファイル共有コンテンツをMicrosoft 365 に移行する]画面が開くので[エージェントをダウンロードする]をクリックします。
    [ファイル共有コンテンツをMicrosoft 365 に移行する]画面が開くので[エージェントをダウンロードする]をクリック

  4. ダウンロードされたファイルを実行してください。
    Migration Toolが起動すると[Welcome]画面が表示されるので、[Next]をクリックします。
    Migration Toolが起動すると[Welcome]画面が表示されるので、[Next]をクリック


  5. [アカウントにサインイン]ポップアップが表示されるので、アカウント情報を入力し[次へ]をクリックします。
    続いて、パスワードを入力し[サインイン]をクリックします。
    アカウント情報を入力し[次へ]をクリックします。 続いて、パスワードを入力し[サインイン]をクリック

  6. [Install agent]画面になるので、以下情報を入力して[Install]をクリックします。
    • [Account]:現在Windowsサインインしているアカウント情報が自動入力されます
    • [Password]:自動入力されているアカウントのパスワードを入力します。
      [Account]:現在Windowsサインインしているアカウント情報が自動入力されます [Password]:自動入力されているアカウントのパスワードを入力します。
  7. [Migration agent setup is complete]画面が表示されるので、以下情報を入力して[Test]をクリックします。
    • [File share path]:移行元となる共有フォルダのネットワークアドレスを入力します。
      [File share path]:移行元となる共有フォルダのネットワークアドレスを入力
  8. Testに成功すると緑文字で[You have access to this file share.]と表示されるので[Close]をクリックして完了です。
    Testに成功すると緑文字で[You have access to this file share.]と表示されるので[Close]をクリックして完了

  9. SharePoint 管理センターに戻り、[移行]画面にて [エージェントが接続済み]となっていることを確認して完了です。
    [移行]画面にて [エージェントが接続済み]となっていることを確認して完了

Migration Tool (移行ツール) の動作確認

正常にインストールされたことを確認するため、エージェント経由で共有ディレクトリの構成をスキャンできるか試します。

  1. SharePoint 管理センターに接続して、画面左側に存在している[移行]をクリックします。
    画面左側に存在している[移行]をクリック

  2. [移行]画面が開かれるので、画面下にスクロールし、スキャンタブが選択されていることを確認します。
    [+ソース パスを追加]をクリックします。
    画面下にスクロールし、スキャンタブが選択されていることを確認します。 [+ソース パスを追加]をクリック

  3. 画面右側に[ソース パスを追加する]画面が表示されるので、以下設定を実施し[追加]をクリックします。
    • [単一のソース パスを指定してください]:クリックして有効化
    • [スキャンするフォルダーの完全なパスを入力してください。]:共有ディレクトリのネットワークパスを入力
    • [すべてのサブフォルダ―をソース パスとして追加]:自動検出機能を有効化するために、チェックを入れます。
    • [コンテンツを自動的にスキャンする]:チェックを入れます。
      [単一のソース パスを指定してください]:クリックして有効化 [スキャンするフォルダーの完全なパスを入力してください。]:共有ディレクトリのネットワークパスを入力 [すべてのサブフォルダ―をソース パスとして追加]:自動検出機能を有効化するために、チェックを入れます。 [コンテンツを自動的にスキャンする]:チェックを入れます。
  4. 無事にスキャンが完了すると、[スキャン]ページにて
    [ボリューム]や[ファイルとフォルダ―の数]が表示されます。
    また、[移行準備によって問題があるソース パス]があるかのチェック結果が表示されます。
    [スキャン]ページにて [ボリューム]や[ファイルとフォルダ―の数]が表示されます。

Migration Tool (移行ツール) - パート② で エラーが発生した方

もしエラーが発生してしまった方はパート①の前提条件やチェック項目をクリアできているか
面倒ですが、すべて確認して改めて実施してみてください。

それでもダメな場合は、別Windows OS端末にMigration Toolを導入して、試してみてください。



Migration Tool (移行ツール) - 移行実施手順

長くなるので、本記事の続きとなるパート③で説明させて頂きます。
ぜひ参考にしてください。

SharePoint - Migration Tool を使ってデータを移行する③

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