本記事に記載の内容は、
「Power Automate - 祝日の時に処理内容を変更/ 中断/ 停止する方法」に関する内容となっています。
ぜひ参考にしてください。
目次
作ってみた処理:Exchange Online 予定表[祝日]を参照して祝日か判定
Power Automate の [スケジュール済みクラウド フロー]で作成した フローに対して、
[イベント]の[カレンダービューの取得(V3)]を使用して、
処理を開始する日が祝日か そうでないかを確認する処理を追加しました。
以下画像の[祝日を取得]で[日本の休日]予定表に予定が含まれているか情報を取得します。
その後、[条件]で取得できた情報が1つでもあるかを判定する形になっています。
祝日を取得して、処理を変更するフローを作成する手順
大まかな手順と画像付きでの設定手順を記載していきます。
Power Automate - 祝日判定のフローの大まかな手順
- [スケジュール済みクラウド フロー]を構築します。
※休日も処理させたくないため、繰り返し間隔を[1週]にして曜日設定で土日を省いています。
※必要に応じて、手動フローや自動化フローで作成して頂いても問題ありません。 - 現在時刻を取得 します。
- 取得した現在時刻を日本時間に変換します。
- Exchange Onlineの[日本の休日]を参照して予定情報を確認します
- 確認した予定情報が1つでも存在しているか確認を行います。
- 存在していた場合は・・・ / 存在していない場合は・・・ の処理を設定します。
Power Automate - 祝日判定のフローを作成する手順
事前にフローの作成画面まで、進んでいると考え進めていきます。
※作成されていない方は、Power Automateの画面にサインイン頂き
左側メニューの[フロー]よりフロー作成を行ってください。
手順3までの詳細は省いていますが、以下記事により細かな情報を記載しています。 本記事に記載の内容は、「Power Automate - 予定や会議の開始通知(アラーム)をTeamsで受け取る方法」に関する内容となっています。ぜひ参考にしてください。 Microsoft Te ... 続きを見る
Power Automate - 予定や会議の開始通知(アラーム)をTeamsで受け取る
- [+新しいステップ]をクリックします。
- [現在の時刻]アクションを選択します。
選択出来たら[+新しいステップ]をクリックします。 - [タイム ゾーンの変換]アクションを選択します。
選択出来たら、以下設定を行い[+新しいステップ]をクリックします。
- 基準時間:現在の時刻
- 変換元のタイムゾーン:(UTC) 協定世界時
- 変換先のタイム ゾーン: (UTC +09:00) 大阪、札幌、東京
- 書式設定文字列:yyyy-MM-ddT00:00:00
- [イベントのカレンダー ビューの取得(V3)] アクションをクリックします。
- 日本の休日情報を取得するために、以下設定を行いします。
- カレンダーID:日本の休日
- 開始時刻:変換後の時刻
- 終了時刻:変換後の時刻
- [イベントのカレンダー ビューの取得(V3)] アクション右上の[・・・]をクリックし、
[名前の変更]をクリックして、名前を[祝日を取得]に変更します。
変更が完了したら、[+新しいステップ]をクリックします。 - [条件]アクションをクリックして、以下設定を行います。
- 一番左の欄:以下式を入力します。
command length(body('祝日を取得').value)
- 真ん中の欄:次の値に等しい
- 一番右の欄:0
- 一番左の欄:以下式を入力します。
- 以下の設定を行い、画面右上の保存をクリックして完了です。
- はいの場合:祝日ではなかった場合の処理を追加
- いいえの場合:祝日だった時の処理を追加
さいごに・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます。
Power Automate の [スケジュール済みクラウド フロー]を設定していると、
祝日で休みなのにPower Automateが動いちゃってる!!
長期休み明けに、Power Automateが動いたせいで 無駄な通知が!とか無駄な更新が・・・ってありませんか?
そんな時に、本記事の設定をしていただくことで 祝日や長期休み明けのPower Automate動いちゃってる問題を解決できますよ
ぜひぜひ、フロー内に組み込んでくださいっ