遊び心で、4月4時4分に投稿しましたっ。読んでくれた方々(私にも(笑)に幸せなことがありますよーに
本記事に記載の内容は、
「Exchange Online - CCに特定のアドレスが含まれているときに仕分ける方法[分類]」に関する内容となっています。
ぜひ参考にしてください。
目次
受信したメールのCCに特定のアドレスが含まれている時の仕分け処理
本手順は、仕分けしたいメールアドレスが15個未満の場合活用可能です。
TO (宛先) に含まれているメールと CC (複写)に含まれているメールを受信した時に
仕分けルールを利用して、受信フォルダを分けたい!って思ったことありませんか・・・?
OutlookやOutlook On the Webの仕分けルールを見てみても、
[TOまたはCCに含めれていた場合]というルールがあっても、
両者が独立した形で[TOに含まれていた場合]/[CCに含まれていた場合]というルールはないですよね・・・。
そんな時には、Exchange Onlineの管理者にある設定をしてもらことで対応することが可能です。
Exchange Onlineの管理者による作業が必要になる。というハードルはあるものの、活用できれば便利なので管理者と相談して実施してみてください。
Exchange Online - 分類 を利用したCCに含まれているメールの仕分けルール作成方法
分類機能とトランスポートルールを利用して、メールの仕分けルールで受信フォルダ変える方法になります。
制限事項/注意事項
- Exchange Online の管理者権限を持ったアカウントで実施する必要があります
- PowerShell を活用します。
- 分類は、最大15個まで作成することが出来ます。
- 仕分けルールの作成は、Outlook On the Webで実施する必要があります。
PowerShell - 分類を作成する
振り分けたいフォルダの数だけ[分類]を作成する必要があります。
同一フォルダに振り分ける場合は、分類は1つで問題ありません。
- Windows PowerShell を管理者として実行します。
- 以下コマンドを使用して、Exchange Online V2 モジュールをインストールします。
※インストール済みの方は、スキップしてください。command Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement
- 警告メッセージが表示されますので、[Y] と入力して [Enter] キーを押下します。
- 以下コマンドを使用して、Exchange Online V2 モジュールを読み込みます。
command Import-Module ExchangeOnlineManagement
- 以下コマンドを使用して、Exchange Onlineに接続します。
command Connect-ExchangeOnline
- サインインウィンドウが表示されるので、IDとパスワードを入力してサインインします。
- 以下コマンドを使用して、[分類]を作成します。
command New-MessageClassification -Name "分類名" -DisplayName "分類の表示名" -SenderDescription "分類の説明"
トランスポートルール - 特定のメールアドレスがCCに含まれていた場合に 特定の分類を割り当てる
- 管理者権限を持つアカウントで [Exchange 管理センター] を開きます。
- 画面左側のメニュー[メール フロー]をクリックして、[ルール]をクリックします。
- 開かれた画面に表示されている、[+ (新規作成)] をクリックして、[ルールの新規作成] をクリックします。
- トランスポートルール設定画面が、ポップアップで表示されるので
下部にある [その他のオプション] をクリックします。 - [名前]欄 にトランスポートルールの名前を入力します。
※管理者が識別可能な名前にしておくことで、今後管理が楽になりますよ - [このルールを適用する条件...] のプルダウンより [メッセージ...] - [[CC]ボックスにこの人物を含む] を選択し、
トランスポートルールを適用したいメールアドレスを指定します。
※ TO の場合は、[[宛先] ボックスにこの人物を含む] を選択してください。 - [実行する処理] のプルダウンより [メッセージのプロパティを変更する...] - [メッセージの分類の適用] を選択し、
上記章[PowerShell - 分類を作成する]で作成した分類を選択します。 - 画面下部の[保存] をクリックして完了です。
仕分けルールを作成する
Outlook on the webからのみ、本仕分けルールを作成することが可能です。
残念ながら、Outlookでは作成できない仕分けルールとなりますが、
Outlookでメールを参照していも、Outlook On the Webで仕分けルールが適用されるので安心してください。
- 仕分けルールを作成したいアカウントで、Outlook On the web を開きます。
- 画面右上の[歯車] アイコンをクリックし 、[Outlook のすべての設定を表示] をクリックします。
- 設定画面の[メール] - [ルール] より、[新しいルールを追加] をクリックします。
- 以下の設定で仕分けルールを作成します。
※複数の分類を作成している場合には、分類ごとに仕分けルールを作成します。
- ルール名 : 任意
- 条件 : 分類 =>上記章[PowerShell - 分類を作成する]で作成した分類を選択
- アクションを追加 : 指定の場所に移動 -> 移動先のフォルダーを指定
- 保存して完了です。
さいごに・・・
Exchange Onlineの管理者権限が必要ですが、
管理者権限さえあれば、本記事の内容を活用することで
特定のメールアドレスがCCに含めれている場合やTOに含まれている場合に、
仕分けルールを活用して特定の受信フォルダに、自動振り分けが可能になります!
受信トレイに埋もれていってしまうメールありますよね。。。
重要なメールを見落とさないためにも受信フォルダを分けて、1つ1つのメールに優先度をつけると良いですよっ
ちょっとでも気になる方は、ぜひ活用してみてくださいね。
(色々な機能を使うので心配な方は、導入を手伝ってくれた方に相談してみてください)