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Exchange Online - オンラインアーカイブと訴訟ホールドの有効化

2022年8月29日

自分
閲覧ありがとうございます。ゆっくり よんでいってください

本記事に記載の内容は、
「Exchange Online - オンラインアーカイブと訴訟ホールドの有効化」方法説明しています。

 

 

オンラインアーカイブ (個人用アーカイブ)とは??

Exchange Onlineにて、2種類のアーカイビング機能が存在しています。

1つ目は、個人が利用するアーカイブ です。
こちらは、個々人がアーカイブ メールボックス を操作し、メールを移動させたり削除することが可能です。

2つ目は、管理者が利用者のメールを保持するためのアーカイブ メールボックスになります。
こちらは、個々人でメールを操作することはできず、指定した保持期間分のメールデータが保持されます。
※管理者がコンテンツの検索 を利用して、アーカイブされたメールを抽出することが可能です。

2つ目を利用するシーンとしては、
社内のポリシーや海外とやり取りを行っている場合に、データ保持期間を設ける必要がある場合です。
Exchange Online利用したいけど、ユーザーが操作できない領域でデータ保持したいけど出来るの?と悩んでいる方は、2つ目のアーカイブを利用することで実現できます。

 

上記、1つ目と2つ目のアーカイブについては、以下表に情報を記載します。

No. 機能説明 アーカイブ領域の容量 必要ライセンス
1つ目

個人で利用するアーカイブ機能です。
このアーカイブ機能で保持されているメールデータを利用者が参照し操作することが可能です。

※ユーザーメールボックスとは別で右記の容量が用意されます

50GB

100GB

Exchange Online Plan1

Exchange Online Plan2

2つ目 このアーカイブ機能で保持されているメールデータは、利用者が参照することはできず、操作することもできません。
※訴訟ホールド と呼ばれる機能です

無制限ですが、
規定値では100GBとなり、容量がオーバーしそうになると自動で容量が増えます。

Exchange Online Plan 2

Exchange Online Archiving

 

 

オンラインアーカイブ (1つ目 個人用アーカイブ)を有効化する

  1. 管理者権限を持っているアカウントで、[Exchange 管理センター]を開きます。

  2. Exchange 管理センター 画面の左側にある
    [受信者]をクリックし、次に[メールボックス]をクリックします。
    [受信者]をクリックし、次に[メールボックス]をクリック

  3. 個人用アーカイブを有効化したいメールボックスをクリックします。
    画面右側にクリックしたメールボックスの詳細情報が表示されるので、
    [その他]をクリックし、次に表示された画面内の[メールボックスアーカイブの管理]をクリックします。
    画面右側にクリックしたメールボックスの詳細情報が表示されるので、 [その他]をクリックし、次に表示された画面内の[メールボックスアーカイブの管理]をクリック

  4. [メールボックス アーカイブの管理]画面が表示されるので、
    メールボックス アーカイブが[オフ]になっている場合は、[オン]に変更し[保存]をクリックして完了です。
    ※反映に最大24時間かかる可能性があります。
    メールボックス アーカイブが[オフ]になっている場合は、[オン]に変更し[保存]をクリックして完了

 

オンラインアーカイブ (2つ目 訴訟ホールド)を有効化する

  1. 管理者権限を持っているアカウントで、[Exchange 管理センター]を開きます。

  2. Exchange 管理センター 画面の左側にある
    [受信者]をクリックし、次に[メールボックス]をクリックします。
    Exchange 管理センター 画面の左側にある [受信者]をクリックし、次に[メールボックス]をクリック

  3. 訴訟ホールドを有効化したいメールボックスをクリックします。
    画面右側にクリックしたメールボックスの詳細情報が表示されるので、
    [その他]をクリックし、次に表示された[訴訟ホールドの管理]をクリックします。
    訴訟ホールドを有効化したいメールボックスをクリックします。 画面右側にクリックしたメールボックスの詳細情報が表示されるので、 [その他]をクリックし、次に表示された[訴訟ホールドの管理]をクリック
  4. 訴訟ホールドの管理 画面が表示されるので、
    訴訟ホールド欄が、[オフ]になっている場合は[オン]に変更し[保存]をクリックして完了です。
    その他設定項目に関しては、以下の通りになります。
    ホールド期間 メールボックスに訴訟ホールドが適用されてからメールボックスのメールデータを保持する期間を指定します。
    メモ メールボックスに訴訟ホールドが適用されていることをユーザーに通知します。
    ユーザーのための詳細情報が記載されたWebページ 訴訟ホールドの詳細情報へ案内するために、利用者を Web サイトに案内します。

    訴訟ホールド欄が、[オフ]になっている場合は[オン]に変更し[保存]をクリックして完了

 

 

さいごに・・・

ここまで読んでいただきありがとうございます。

Exchange Onlineを利用していく中で、
「アーカイビング機能の区別がつきづらい! どうすればよいかわからない!」という
声を頂きました。この記事を通して 利用したいアーカイブ機能が、どちらなのか判断して頂けるようになっていると嬉しいです。

メールデータの参照方法は以下記事を参考にして頂けば、
アーカイブされているデータを管理者にて抽出することが可能なので、
合わせて1読くださいっ。

Exchange Online - コンテンツの検索 実施方法について

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