本記事に記載の内容は、
「Exchange Online - オンラインアーカイブと訴訟ホールドの有効化」方法説明しています。
目次
オンラインアーカイブ (個人用アーカイブ)とは??
Exchange Onlineにて、2種類のアーカイビング機能が存在しています。
1つ目は、個人が利用するアーカイブ です。
こちらは、個々人がアーカイブ メールボックス を操作し、メールを移動させたり削除することが可能です。
2つ目は、管理者が利用者のメールを保持するためのアーカイブ メールボックスになります。
こちらは、個々人でメールを操作することはできず、指定した保持期間分のメールデータが保持されます。
※管理者がコンテンツの検索 を利用して、アーカイブされたメールを抽出することが可能です。
2つ目を利用するシーンとしては、
社内のポリシーや海外とやり取りを行っている場合に、データ保持期間を設ける必要がある場合です。
Exchange Online利用したいけど、ユーザーが操作できない領域でデータ保持したいけど出来るの?と悩んでいる方は、2つ目のアーカイブを利用することで実現できます。
上記、1つ目と2つ目のアーカイブについては、以下表に情報を記載します。
No. | 機能説明 | アーカイブ領域の容量 | 必要ライセンス |
1つ目 |
個人で利用するアーカイブ機能です。 |
50GB 100GB |
Exchange Online Plan1 Exchange Online Plan2 |
2つ目 | このアーカイブ機能で保持されているメールデータは、利用者が参照することはできず、操作することもできません。 ※訴訟ホールド と呼ばれる機能です |
無制限ですが、 |
Exchange Online Plan 2 Exchange Online Archiving |
オンラインアーカイブ (1つ目 個人用アーカイブ)を有効化する
- 管理者権限を持っているアカウントで、[Exchange 管理センター]を開きます。
- Exchange 管理センター 画面の左側にある
[受信者]をクリックし、次に[メールボックス]をクリックします。 - 個人用アーカイブを有効化したいメールボックスをクリックします。
画面右側にクリックしたメールボックスの詳細情報が表示されるので、
[その他]をクリックし、次に表示された画面内の[メールボックスアーカイブの管理]をクリックします。 - [メールボックス アーカイブの管理]画面が表示されるので、
メールボックス アーカイブが[オフ]になっている場合は、[オン]に変更し[保存]をクリックして完了です。
※反映に最大24時間かかる可能性があります。
オンラインアーカイブ (2つ目 訴訟ホールド)を有効化する
- 管理者権限を持っているアカウントで、[Exchange 管理センター]を開きます。
- Exchange 管理センター 画面の左側にある
[受信者]をクリックし、次に[メールボックス]をクリックします。 - 訴訟ホールドを有効化したいメールボックスをクリックします。
画面右側にクリックしたメールボックスの詳細情報が表示されるので、
[その他]をクリックし、次に表示された[訴訟ホールドの管理]をクリックします。 - 訴訟ホールドの管理 画面が表示されるので、
訴訟ホールド欄が、[オフ]になっている場合は[オン]に変更し[保存]をクリックして完了です。
その他設定項目に関しては、以下の通りになります。
ホールド期間 メールボックスに訴訟ホールドが適用されてからメールボックスのメールデータを保持する期間を指定します。 メモ メールボックスに訴訟ホールドが適用されていることをユーザーに通知します。 ユーザーのための詳細情報が記載されたWebページ 訴訟ホールドの詳細情報へ案内するために、利用者を Web サイトに案内します。
さいごに・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます。
Exchange Onlineを利用していく中で、
「アーカイビング機能の区別がつきづらい! どうすればよいかわからない!」という
声を頂きました。この記事を通して 利用したいアーカイブ機能が、どちらなのか判断して頂けるようになっていると嬉しいです。
メールデータの参照方法は以下記事を参考にして頂けば、
アーカイブされているデータを管理者にて抽出することが可能なので、
合わせて1読くださいっ。
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