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AD同期 - Azure AD Connect によるフェデレーション解除 [パスワードハッシュ]

2022年7月25日

自分
閲覧ありがとうございます。ゆっくり よんでいってください

本記事に記載の内容は、
「AD同期 - Azure AD Connect によるフェデレーション解除 [パスワードハッシュ]」方法に関する内容となっています。

ADFSを利用しているが、サーバーメンテナンスや更改の手間を考え
構成を解除したいと考えている方が多くいるため記事にしました。
実際の作業を自身で行わないとしても、作業内容を把握しておくことで見えることがあると思うので
ぜひ、参考にしてくださいっ。

 

Active Directory Federation Services (ADFS)によるフェデレーションを解除する

本手順は、Active Directory Federation Services 構成を
Azure AD Connect を利用して解除する手順になっています。

構成解除後は、Azure AD Connect によるパスワードハッシュ同期を行う手順です。

  1. Azure AD Connect サーバーに、オンプレミスADの[Domain Admin]アカウントでサインインします。

  2. [Azure AD Connect] を [管理者として実行]にて起動します。
    管理者として [Azure AD Connect] を実行
  3. [Azure AD Connect へようこそ]画面が表示されるので、
    [構成]をクリックします。
    ※クリック後は、本画面を閉じるまで同期が停止されます。
     作業後は必ず、本画面を閉じましょう。
    [Azure AD Connect へようこそ]画面が表示されるので、 [構成]をクリック

  4. [追加のタスク]画面にて、
    [ユーザー サインイン]を選択して、[次へ]をクリックします。
    [ユーザー サインイン]を選択して、[次へ]をクリック

  5. [Azure AD に接続]画面にて、
    Microsoft 365 テナントの グローバル管理者アカウント の資格情報を入力して
    [次へ] をクリックします。
    Microsoft 365 テナントの グローバル管理者アカウント の資格情報を入力して [次へ] をクリック
  6. [ユーザー サインイン]画面にて、
    [パスワード ハッシュ同期] と [シングル サインオン] を選択して [次へ] をクリックします。
    [パスワード ハッシュ同期] と [シングル サインオン] を選択して [次へ] をクリック

  7. [シングル サインオンを有効にする]画面にて
    [資格情報の入力] をクリックして
    オンプレミスADの Domain Admin 権限を持つアカウントの資格情報を入力して[OK]をクリックします。
    [資格情報の入力] をクリックして オンプレミスADの Domain Admin 権限を持つアカウントの資格情報を入力して[OK]をクリック

  8. [資格情報の入力]の横に、緑色のチェックマークがついたことを確認し、
    [次へ]をクリックします。
    [資格情報の入力]の横に、緑色のチェックマークがついたことを確認し、 [次へ]をクリック

  9. [構成の準備完了]画面にて、構成内容を確認して問題が無ければ [構成]をクリックします。
    構成内容を確認して問題が無ければ [構成]をクリック

  10. [構成が完了しました]画面にて、
    'Active Directory のサインオン方式は パスワード ハッシュ同期'と記載されていることを確認して[終了] をクリックします。
    'Active Directory のサインオン方式は パスワード ハッシュ同期'と記載されていることを確認して[終了] をクリック

 

 

ADFS 構成解除後のシームレスSSO 構成

シームレスSSOを行うために必要な、グループ ポリシーの設定手順になります。

  1. オンプレミス Active Directoryにて、[グループ ポリシーの管理]を開きます。

  2. グループポリシーを適用する[OU]を右クリックして、
    [このドメインに GPO を作成し、このコンテナーにリンクする]をクリックします。
    グループポリシーを適用する[OU]を右クリックして、 [このドメインに GPO を作成し、このコンテナーにリンクする]をクリック

  3. [新しい GPO]画面が表示されるので、
    [名前]欄に、管理していくうえで分かりやすい名称を入力し[OK]をクリックします。
    [名前]欄に、管理していくうえで分かりやすい名称を入力し[OK]をクリック

  4. 以下か所に存在している、[サイトとゾーンの割り当て一覧]をダブルクリックします。
     command
    コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Internet Explorer > インターネット コントロール パネル > セキュリティページ 
    
     
    コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Internet Explorer > インターネット コントロール パネル > セキュリティページ 

  5. [表示するコンテンツ]にて、以下を入力します。
    • 値の名前:"https://autologon.microsoftazuread-sso.com"
    • 値:1
      値の名前:"https://autologon.microsoftazuread-sso.com" 値:1
  6. 有効 を選択し、[OK]をクリックします。
    有効 を選択し、[OK]をクリック

  7. 以下か所に存在している、[スクリプトを介したステータス バーの更新を許可する]をダブルクリックします。
     command
    コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Internet Explorer > インターネット コントロール パネル > セキュリティページ > イントラネット ゾーン
    
     
    [スクリプトを介したステータス バーの更新を許可する]をダブルクリック

  8. 有効 を選択し、[スクリプトを介したステータス バーの更新]も有効にします。
    その後、[OK]をクリックします。
    [スクリプトを介したステータス バーの更新]も有効にします。 その後、[OK]をクリック

  9. Azure AD 認証が、シームレス シングル サインオン になっているか確認するため、
    動作確認用 オンプレミス AD参加済みの Windows 端末にて、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
    オンプレミス AD参加済みの Windows 端末にて、管理者権限でコマンドプロンプトを起動

  10. 起動したコマンドプロンプトにて、以下コマンドを実行します。
     command
    gpupdate /force
    
     

  11. Windows 端末を再起動し、
    Microsoft Edge を起動し、Microsoft 365へアクセスします。

  12. ユーザーアカウントの入力画面が表示されるので、IDを入力します。
    その後、パスワードが求められずに Microsoft 365 ページが表示されれば
    シームレス シングル サインオン の構成が完了です。

 

さいごに・・・

ここまで読んでいただきありがとうございます。

ADFS構成を解除したいけど、解除手順がイメージ出来ない方が多いと思います。
読んでいただいた結果から、解除手順をイメージして頂けるようになって頂けてれば嬉しいです。

手順は簡単ですが、実環境を見ないと確実に実施できるわけではないので、
リスクが無いかは、確認しておく必要がありますよ。

なお、Azure AD Connect について知りたい方は以下記事をご参照くださいっ。

 

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