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Microsoft 365 - 利用可能なグループの説明

2021年6月19日

目的

自分
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Microsoft 365 / Office 365 って利用できるグループがいっぱいありますよね。
私が欲しい動作を実現するために、どのグループを使えば良いのか、まったくと言っていいほどわからなかったため、纏めました。
是非、一読いただき、みなさんは悩まずに必要になるグループを選んでください

Microsoft 365 ってどんなグループがあるの?

各種グループの説明

  • Microsoft 365 グループ (ざっくり:いろんなこと出来るグループ)
    会社内外でのデータのやり取りといった共同作業で使用されるグループです。
    ファイル共有やカレンダー、Stream、Plannerを利用することが可能です。
    また、Teamsでチームを作成した場合には、必ずMicrosoft 365グループが作成されます。
    このグループには、WindowsアプリやモバイルアプリのOutlookから接続することが可能となります。
    静的なグループ/動的なグループの作成が可能です。
    設定を入れることで、下部で記載している[配布 グループ]のように、所蔵しているユーザーに対してメールを配布することが可能です

  • 配布 グループ (ざっくり:メーリングリスト)
    メーリングリストです。所属しているユーザーに対してメールが配布されます。
    配布グループをMicrosoft 365グループにアップグレードし、Teamsチームとすることも可能です。
    この配布グループには、同一Exchange Online内のメールアドレス以外の外部メールアドレスを登録することも可能です。
  • セキュリティ グループ (ざっくり:ADのセキュリティグループ)
    Microsoftのサービス (SharePoint Online / Stream / Forms 等)のリソースへのアクセス権限管理に使用されます。
    ユーザーアカウントを管理するグループはもちろんのこと、デバイスを管理するグループを作成することが可能です。
    静的なグループ/動的なグループの作成が可能です。
    ※デバイスを関rするグループは、Intuneなどのモバイルデバイス管理サービス(MDM)で使用できます。
    ※動的なグループの条件は、ユーザーアカウントグループ/デバイスグループで異なるルール設定が可能です。
  • メールが有効なセキュリティ グループ (ざっくり:ADのセキュリティグループ + メーリングリスト)
    Microsoftのサービスへのアクセス権限設定など、リソースの管理に使用され、その際に所属しているユーザーに対してメール通知を送信するために使用されます
    ※動的グループとして作成することはできません。
    ※今までの経験上、使用することはほぼ無いです。
  • 共有メールボックス (ざっくり:みんなで利用できる共用のメールボックス)
    複数のユーザーが参照することが出来るメールボックスです。
    サポートメールアドレスなど、配布リスト(メーリングリスト)ではなくメールボックスがある形で運用する場合に利用します。
    共有メールボックスをMicrosoft 365グループにアップグレードすることはできません。
    参照するだけの権限/共有メールボックスのメールアドレスで返信する権限など、細かく制御することが可能です。
    外部からのメールを受信したい場合は、別途共有Exchange Onlineにて設定が必要となります。
  • 配布 グループ をMicrosoft 365グループに昇格
    Exchange Online管理センターにて実施することが可能です。
    昇格された場合、配布グループ(メーリングリスト)としての機能は失いますが、所属メンバー/メールアドレスをそのままにMicrosoft 365グループにすることができ、Microsoft Teamsの利用も可能です。
    Exchange Online管理センターにて設定を行うことで、昇格された後も配布グループ(メーリングリスト)として活用することが可能です

さいごに・・・

数が多くて困惑しがちな、Microsoft 365のグループ機能ですが

主に使うのはセキュリティグループとMicrosoft 365グループになると思うので、まずはこの2つを覚えてみてくださいっ

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