ドメインを追加したいのに、警告が出て先に進めない・・・
Microsoft 365 で 自社ドメインや個人所有のドメインを利用したい。といった場面がありますが、追加していく中で、残念なことに別テナントで使用済み。と出る場合があります。
ドメイン追加でなぜ??警告が出るの?
理由は以下2パターンがあります。
- Power BIといった試用可能サービスを利用したことにより、セルフサインアップという機能が働き、ドメインが試用テナントに紐づいてしまっている
- 過去に同ドメインを契約していた方が、Microsoft 365に紐づけを行ったまま解除していない
上記パターン1は、セルフサインアップされている試用テナントにサインインし、ドメインの紐づけ解除を行うことが可能です。
上記パターン2がやっかいで、Microsoft に電話をし解除申請をする必要があります。
自分
以前までは、郵送での紙のやり取りが必須でしたが、コロナ渦ということもあり電話/メール + 対象ドメインのTXTレコード編集で、解除手続きを進めてもらうことが可能でした。(2020/11時点)
上記パターン1の解決方法
- 招待メールを受け取ったメールアドレスとパスワードで Microsoft 365へ 管理者アカウント[@.onmicrosoft.com]でアクセスします。
- 画面左に存在する[管理]アイコンをクリックし、[Microsoft 365 管理センター]に接続します
- 画面左ペインの[すべてを表示]をクリックし、[設定]→[ドメイン]をクリックします。
- 表示されたページの[ +ドメインの追加 ]をクリックします。
- 表示されたページのドメイン名欄に追加する[カスタムドメイン]を記載し、[このドメインを使用する]をクリックします。
- ワンポイントアドバイスと表示されるので、今回の手順を実施頂ける方のメールアドレスを入力してください。
- 招待メールが届きます。
- 招待メールを受け取ったメールアドレスとパスワードで Microsoft 365 へ アクセスします。
このメールでサインイン出来なった場合は、以下①~⑦をお試しください。
①以下の URL へアクセスします。
URL:https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/what-is-power-bi/https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/what-is-power-bi/
②画面上部の [無料でサインアップ] をクリックすると、[Power BI Desktop の概要] が開きます。
③[データ視覚化と洞察の共有を開始する] 項目の [無料試用版] をクリックします。
④追加したいドメインのメールアドレス(メールが受信できるもの)を入力し、[サインアップ] をクリックします。
⑤[自分のアカウントの作成] に 姓 / 名 / パスワード を入力します。
⑥メールで届いた[確認コード] を入力欄に入力し、国プルダウンより[日本]を選択します。
⑦[開始 →] をクリックすると、セルフサインアップ テナントにアカウントの作成が完了します。 - マイアカウント 画面が表示されます。
- 画面左上隅のアプリ起動ツール (四角が 9 つのマーク) をクリックし、[管理者] を選択します。
- [管理者になりますか ?] のページが表示されますので、「はい、私が管理者になります」をクリックします。
- 所有権確認を行う手順に進みます。表示されている TXT レコードをドメイン のDNS へ追加します。
- レコードの登録/反映が完了した後、[レコードを追加しました] をクリックします。
- 所有権確認が完了すると「完了しました! これで <ドメイン> の Office 365 管理者になりました。」が表示されます。
- [Microsoft 365 ホームページに移動] をクリックします。
- 画面左上隅のアプリ起動ツールをクリックし、[管理者] を選択します。
- Admin center が表示されますので、左ペインより [ユーザー] - [アクティブなユーザー] をクリックします。
- サインアップを実施したユーザーのアカウントが表示されます。
- 独自ドメインを削除いただく前に、対象の独自ドメインを使用している情報を削除します。
- Admin center の左側の [セットアップ] - [ドメイン] をクリックします。
- ドメインの管理 画面にて、対象の独自ドメインの後ろに (既定) の文字が出ている場合は、
onmicrosoft.com のドメインを選択し、[既定に設定] をクリックします。 - 該当の独自ドメインを選択し、[ドメインの削除] をクリックし、該当ドメインを削除します。
解決手順を進め、無事に該当ドメインを削除したら・・・
自分
やっと・・・本来追加したいテナントにてカスタムドメインの追加が可能となります。