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Azure AD Join(参加)から旧ユーザープロファイルのデータ移行手順

2022年11月21日

自分
閲覧ありがとうございます。ゆっくり よんでいってください

本記事に記載の内容は、
「 Azure AD - Azure AD Join(参加)から旧ユーザープロファイルのデータ移行手順」について説明しています。

記事内の画像は、Windows 10で取得したスクリーンショットですが、
Windows 11でも ほぼ同様の手順で実施することが可能です。

Hybrid Azure AD Joinの場合は、継続してADのユーザーアカウントでWindows端末にサインインすれば良くユーザープロファイルが新規作成されることはないので本手順は不要です。

 

 

Windows 10 でAzure AD Joinする手順

Azure AD 参加を行うために必要な、Windows 10での操作方法を記載しています。

Azure AD Joinするために、ローカル管理者権限が必要となります。

Windows 11 でAzure AD Joinしたい場合は、以下記事を参考にしてください。

Windows 11 - Azure Active Directory に参加する手順

本記事に記載の内容は、「Windows 11 を Azure Active Directory Join する手順」に関する内容となっています。初回セットアップ時にドメインに参加する手順と、ローカルア ...

続きを見る

 

  1. Azure AD Joinさせたい Windows 10に現在使用しているユーザーでサインインします
    この時にサインインするユーザーアカウントは、端末に対する管理者権限を保有している必要があります。

  2. 画面左下の[Windowsマーク]をクリックします。

  3. 歯車アイコン (設定)をクリックします。


  4. Windows の 設定 画面が表示されるので、 [アカウント]をクリックします。


  5. 画面左側に存在している [職場または学校にアクセスする]をクリックします。

  6. 画面上部に表示されている、 [+接続]をクリックします。


  7. 画面下部にある[このデバイスをAzure Active Directory に参加させる]をクリックします。
    下部にある[このデバイスをAzure Active Directory に参加させる]をクリック


  8. [職場または学校アカウント]欄に、Microsoft 365アカウントを入力し、[次へ]をクリックします。


  9. [パスワード]欄に、Microsoft 365アカウントのパスワードを入力し、[サインイン]をクリックします。


  10. [これがあなたの組織のネットワークであることを確認してください]とメッセージ画面が表示されるので、内容を確認し問題が無ければ[参加]をクリックします。
    [これがあなたの組織のネットワークであることを確認してください]とメッセージ画面が表示されるので、内容を確認し問題が無ければ[参加]をクリックします。


  11. [これで完了です。]画面が表示されます。
    [完了]をクリックして、Azure AD Join 処理を終了します。


  12. 以下の画像のように、 ["組織名"のAzure ADに接続済み]と表示されていれば成功しています。
    ["組織名"のAzure ADに接続済み]と表示されていれば成功


  13. 端末を再起動するため、画面右下の[Windows マーク]をクリックします。

  14. [電源]ボタンをクリックします。

  15. [再起動]が表示されるので、クリックします。


  16. 再起動完了後、Windows サインイン画面が表示されたら、
    画面左下の[他のユーザー]をクリックします。

  17. アカウント情報を入力できる画面になるので、
    Microsoft 365 アカウント ID (メールアドレス) と Microsoft 365 アカウント パスワードを入力し
    [Enter キー]を押下します。
    Microsoft 365 アカウント ID (メールアドレス) と Microsoft 365 アカウント パスワードを入力し [Enter キー]を押下します。


  18. サインインが完了すると、Windows デスクトップ画面が表示されます。
    Microsoft 365アカウントでサインイン出来ているか確認するため、画面左下の[Windowsマーク]をクリックします。


  19. 歯車アイコン (設定)をクリックします。

  20. Windows の設定 画面が表示されるので、 [アカウント]をクリックします。

  21. ユーザー情報 が表示されます。
    Microsoft 365で利用されている名前とメールアドレスが表示されていれば完了です。

 

 

旧ユーザーアカウントのデータを移行する

Azure AD Joinをし、Microsoft 365 アカウントでサインインすると
新しいユーザープロファイルが作成されるため、以前まで利用していたデータが見えなくなります。
見えなくなってしまったデータを移行する手順です。

 

  1. Windows 10 に Microsoft 365のアカウント または、ローカル管理者権限を持ったアカウントでサインインします。

  2. エクスプローラーを開き、左側にあるメニュー内の[PC]をクリックします。

  3. [ローカル ディスク (C:)] をダブルクリックして開きます。


  4. Cドライブが開いたら、 [ユーザー]フォルダをダブルクリックで開きます。


  5. ユーザーフォルダが開くと、ユーザー名のフォルダが複数存在しているので
    以前までサインインしていたユーザー名のフォルダをダブルクリックで開きます。


  6. 場合によって、[このフォルダーにアクセスする許可がありません。]と表示されることがあります。
    心配せずに、 [続行]をクリックして進みます。

  7. ダブルクリックした ユーザー名のフォルダが開きます。
    この中に見えなくなってしまったデータがあるため、
    新しいユーザーでも参照したいデータを探します。

  8. データを見つけたら、右クリックし[コピー]をクリックします。
    ※本記事では、全データをコピーしています。
    右クリックし[コピー]をクリックします。 ※本記事では、全データをコピーしています。


  9. 1つ前の画面(Cドライブの [ユーザー]フォルダを開いた状態)に戻り、Microsoft 365のアカウント名になっているフォルダをダブルクリックします。



  10. コピーしたデータと同じ階層まで、各アイテムをダブルクリックし移動します。
    移動が完了したら、右クリックし [貼り付け]をクリックします。
    各アイテムをダブルクリックし移動します。 移動が完了したら、右クリックし [貼り付け]をクリックします。


  11. 以下のようなメッセージが表示されますが、
    コピーするデータをどのように処理するか。という選択になるので
    基本的に[ファイルを置き換える]をクリックして続行してください。
    ※置き換えるのが怖い場合、別の場所に 貼り付けるのが良いです。
    メッセージが表示されますが、 コピーするデータをどのように処理するか。という選択になるので 基本的に[ファイルを置き換える]をクリックして続行


  12. 貼り付け処理が完了すると、対象のデータがMicrosoft 365のアカウントでサインインした
    Windows 10上で見えるようになります。
    ※本記事では、デスクトップをコピーしたので デスクトップ上にデータが見えるようになりました

 

さいごに・・・

ここまで読んでいただきありがとうございます。

Azure AD Joinを行うと、必ず問題として当たってしまう
以前まで利用していたデータが見えなくなる現象を解決するための手順を記載しました。

手順は簡単ですが、前のデータがどこにあるのかわからない。という話が出ることもあるので、もし読んでいただいている方以外も、Azure AD Joinを実施される場合は 事前に本記事の手順を共有してあげると問題や連絡が起きずにAzure AD Joinが完了しますよ。

 

 

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